ホロウホールドは腹筋・腹斜筋を鍛えるアイソメトリック
ホロウホールド(Hollow Hold)は、ジムマットがあれば自宅でも手軽に取り組めるシンプルながら非常に効果的な体幹トレーニングです。腹直筋(腹筋)と外腹斜筋をメインターゲットとし、静止した姿勢を保つアイソメトリック(等尺性収縮)運動によって、コアの深部まで強烈に刺激します。体操競技や格闘技の選手も取り入れるホロウホールドは、日常動作やスポーツパフォーマンスの土台となる「体幹の安定性」を高めるのに最適です。
画像提供: Behrooz(wger.de, CC BY-SA)
ホロウホールドの対象筋群
- 腹直筋(Abs):いわゆる「腹筋」で、上体と下半身を保持する主役の筋肉です。
- 外腹斜筋(Obliquus externus abdominis):体側に位置し、姿勢の安定とねじりの動作を支える筋肉です。
ホロウホールドに必要な器具
- ジムマット(ヨガマット・トレーニングマット)
ホロウホールドのやり方(手順)
- マットの上に仰向けに寝ます。両腕は体の横に自然に置き、脚は伸ばした状態にします。
- 腹筋をしっかりと収縮させ、腰(腰椎)をマットに押しつけるように意識します。
- 両腕を頭の上に伸ばし、同時に両脚も真っすぐ伸ばしながら、床から数センチ浮かせます。
- 頭と肩も軽く持ち上げ、体全体でバナナのような「くぼんだ弓形(ホロウ)」の形を作ります。
- その姿勢のまま20〜30秒間キープします。慣れてきたら保持時間を延ばしていきましょう。
ホロウホールドのフォームのコツ
- 腰をマットから離さない:最重要ポイントです。腰が浮いてしまうと腰椎に負担がかかり、腹筋への効果も半減します。常に腰をマットに密着させることを意識してください。
- 腹筋から動作を主導する:脚や腕を上げることに意識が向きがちですが、あくまでも腹筋の収縮が先です。お腹を凹ませて固める感覚を大切にしましょう。
- 呼吸を止めない:アイソメトリック運動は息を止めがちですが、ゆっくりと呼吸を続けることで酸素が筋肉に届き、より長くキープできます。
- 目線はやや前方へ:頭は肩と一緒に持ち上げ、顎を引き気味にして首への負担を軽減しましょう。
ホロウホールドの注意点
- 腰に痛みを感じた場合はすぐに中止し、フォームを見直してください。
- 初心者は腕や脚を高めに上げて負荷を軽くするか、片腕・片脚ずつ取り組む「デッドバッグ」バリエーションから始めるのがおすすめです。
- 腰椎に既往症がある方は、事前に医師や専門家に相談してください。
ホロウホールドの取り入れ方の目安
体幹トレーニングの仕上げや、スクワット・デッドリフトなど高負荷種目の前のウォームアップとして取り入れるのが効果的です。まずは20秒×3セットから始め、徐々に保持時間とセット数を増やしていきましょう。





























